2019年10月10日〜10月14日
Kobe Desramaults
(コーベ・デスラモルツ)
Ghent, Belgium
Chambre Séparée
2019 World’s 50 Best Restaurants 111位
PROFILE
ベルギーのシェフ、コーベ・デスラモルツシェフはフランス国境に近い小さな村、ドランアウテルで生まれ育った。教室でじっと座っているよりもスケートボードで多くの時間を過ごした彼は、地元のレストランで見習いとして働き始め、そこで自分の料理への情熱を発見した。
次に彼はオランダの「ミシュラン」3ツ星レストラン、セルジオ・ハーマン氏の「Oud Sluis」で経験を積んだ。その後バルセロナの「Commerçe24」で働き始めた。それはちょうどスペインのモダンキュイジーンが大きく成長した時代で、彼のスキルとノウハウは大きく進化した。
その後、24歳で母親が経営していたファミリーレストランを引き継ぐためにドランアウテルに戻る。そして、そのレストラン「In De Wulf」を作り直し、世界に知られる美食レストランに育てたあげた。彼は、他の有名レストランのやり方を真似るのではなく、自身のルーツに戻り、地域の製品を使うことを始め、自ら素材の熟成から発酵まで行った。そのシンプルだけれども追求された料理は、多くの美食家を魅了し「In De Wulf」はベルギーの片田舎にありながら、世界に知られる食通の巡礼地となった。
その12年の信じられない成功を経て、2016年の終わりに、コーベシェフは「In De Wulf」に終止符を打つことを決めた。彼は「In De Wulf」は完成形に到達し、何か別の新しいことをする時が来たと感じた。
「In De Wulf」の後、日本を訪問しそこで触発されたコーベシェフは、本質に戻りたいと考えた。ゲストから切り離された壁の向こう側で料理をするのではなく、ゲストと同じ数のシェフがいるレストランでもない、もっと個人的で、より親密な何かを探した。そして2017年の夏、今ベルギーで最も活気のある都市の1つ、ゲントで全く新しいコンセプトの「Chambre Séparée」と呼ばれるレストランをオープンした。
コーベシェフは「Chambre Séparée」のために、ゲントの中心にある工業ビル、旧Belgacom Towerに素晴らしいスポットを見つけた。2020年に閉店する必要があることを知りながらも、彼らはそこにレストランを開いた。レストランの座席数は16のみで、ゲストはキッチンを囲んで座り、親密な雰囲気が感じることができるよう設計されている。
そこで提供されるのは、20種類の料理で構成されるユニークな体験であり、シェフと彼の素晴らしいチームは、季節の食材とその瞬間のインスピレーションに基づいて驚きに溢れたメニューを生み出す。
Kobeシェフは自身の料理スタイルについて、「火のミニマリスト」と表現している。「Chambre Séparée」では、グリルと薪窯のみでほぼすべての調理がおこなわれており、電熱を使うものはソースを温める器具のみ。そのスタイルは、純粋で、ミニマルで、彼の火に対する情熱を凝縮している。
コーベシェフのスタイルは一見シンプルに見える。しかし、その背後には、力強い味、自家製の調味料や、発酵食品、魚と肉全体の加工などの驚くべき組み合わせが隠されている。
受賞歴(抜粋)
2019 World’s 50 Best Restaurants 111位
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